日本の会計・人事を変える。”もっとやさしく””もっと便利に”企業のバックオフィスを最適化。スーパーストリーム

社会医療法人財団慈泉会相澤病院様

公益事業と収益事業を区分することで管理会計を実現財務会計と人事給与の連携によりSuperStream-NXを最大活用

社会医療法人財団慈泉会相澤病院様

■事業内容 : その他

救急医療と急性期医療を充実・強化し、急性期基幹病院として地域の医療機関との役割分担を明確にして連携を推進する広域型医療を展開

導入の背景

パッケージ採用を基本としたシステム作り

パッケージ採用を基本としたシステム作り

社会医療法人財団慈泉会は1908年に開設した相澤医院がもとになり、現在は相澤病院、相澤東病院の2病院を運営するほか、検診施設の相澤健康センター、6地域に在宅医療支援施設を擁する。
相澤病院単体では460床を誇り、救命救急センターを備える急性期医療の拠点としてだけでなく、地域医療連携の中心的役割を果たしている医療機関だ。
「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けている同院では、がんの早期発見から治療後のフォローアップまで一貫した総合的ながん診療を提供。
「トモセラピーによる強度変調放射線治療やガンマナイフによる定位放射線治療、陽子線治療といった幅広い放射線治療の手法が選択できるのも大きな特長の1つです」と同財団 常務理事 慈泉会本部 本部長 経営戦略部 統括部長 中島 光章氏は説明する。
そんな同院が利用する各種システムは、基本的にパッケージ製品を採用することが考え方の中心にある。
「自前での開発は費用がかかるだけでなく、メンテナンスも含めて多くの手間と時間を要することに。
だからこそ、すでにノウハウが蓄積されたパッケージ製品をベースに、必要に応じてアドオンしていくことを前提にしています」と語るのは、財務部 財務・経理課 課長 和田 裕立氏だ。
和田氏が普段業務で利用する財務会計の仕組みはもちろん、人事部 課長 中村 弘樹氏が管轄する人事給与の仕組みも、これまでパッケージ製品を利用してきたのだ。
そんなパッケージを活用した基盤が保守切れを迎えることになり、新たな基盤づくりに取り掛かることになった。

導入前の課題

煩雑なマスタ設定と 後手に回るパッチ適用の解消を目指す

煩雑なマスタ設定と 後手に回るパッチ適用の解消を目指す

新たな基盤に求めたのは、社会医療法人の会計処理として必要な公益事業と収益事業のすみわけを管理会計上で容易に行うことが可能な仕組みだった。
「事業区分によって法人税や固定資産税などの課税非課税が分かれるため、マスタ設定次第で後処理での業務効率が大きく変わってきます。
ただし、従来の仕組みではマスタ設定が複雑だったこともあり、新たな仕組みではシンプルに設定できる環境が求められていました」と和田氏は振り返る。
同院では、たとえ期中であっても組織や部署名が変更になるケースが多く、マスタ変更などが容易な仕組みが必要不可欠だったという。
「部署名が変わると過年度での数字が把握しづらくなるため、過去の情報も引き継ぎながらうまくマスタ変更できる仕組みが必要でした。
以前使用していたシステムではマスタのキーが部署名だったため、名称変更のたびにマスタ追加が必要で運用自体が煩雑にならざるを得なかったのです」と和田氏。
実際には280を超える組織コードが存在しており、かなり詳細な区分で計数管理が行われている分、変更作業に多くの時間がかかっていたのだ。
また、パッケージにカスタマイズを加えていたこともあり、毎年発生する法令改正時のメンテナンスのためにエンジニアに対応してもらわざるを得ず、パッチ適用も後手に回っていた。
だからこそ、できる限り標準機能にて自社の業務が運用できるようにしたいと考えたという。
さらに、一部残っていたアナログ的な運用についても改善を希望していた。
「社会保険の届け出などはすべて手書きの書類にて提出してもらい、それを我々の方で手入力するなど、アナログな運用も少なくありませんでした。
できれば現場で入力したデータを、最終的には電子申告できるような仕組みを要望したのです」と中村氏は語る。

システム選定と導入

社会医療法人の運用に適した管理が 可能な点を評価

社会医療法人の運用に適した管理が 可能な点を評価

新たな仕組みを検討するなかで目を付けたのが、財務会計と人事給与が標準機能で提供されているSuperStream-NXだった。
同院にマッチした規模感で、公益事業と収益事業をしっかりと区分して管理できる点が評価された。
また、財務会計と人事給与の連携によって情報が一元管理できる点も大きなポイントだった。
「以前のシステムも連携機能はありましたが、マスタの考え方がそれぞれ異なり実質的に連携できず、二重入力が発生するなど運用の負担が大きかった。
SuperStream-NXであれば柔軟に連携できるため、業務の負担も軽減できると考えたのです」と中村氏。
人事システムを軸に、グループウェアやeラーニングなどとの柔軟な連携も希望しており、SuperStream-NXであれば実現可能だと判断したという。
さらにSuperStream-NXであれば日々の業務における入力時間の削減も可能だと判断したという。
「期待したのは、SuperStream-NXが持つ高度なグリッド技術です。
元帳などの表形式の画面はExcelのように並べ替えやソートができ、加工した後ExcelやPDFに変換できます。
日常的にExcelを使って管理しているものも多かったため、Excelと柔軟に連携できる機能はとても活用できると考えました」と和田氏は補足する。
結果として、財務会計および人事給与が柔軟に連携でき、業務の負担軽減につながる仕組みとしてSuperStream-NXが採用されることになった。

導入効果

データ活用による業務の効率化と 高度なグリッド機能が業務効率化に貢献

データ活用による業務の効率化と 高度なグリッド機能が業務効率化に貢献

現在は、SuperStream-NXが持つ会計ソリューション内の統合会計および固定資産管理、そして人事ソリューションとしての人事管理や給与管理、人事諸届・照会の機能を導入し、日々の業務に役立てている。
また、独自のデータ連携ツールで電子カルテ内で仕入れた医薬品などの検収を行うための物流システムと連携、仕入データを財務会計システム内に取り込んでいる。
さらに、以前はバッチ処理されていた取引先ごとの支払情報がリアルタイム連携に変わったことで、仕入先ごとの買掛金残高などが迅速に把握できるようになっている。
会計業務については、統合会計を利用して日々の仕訳から月次・年次の決算業務、経営指標としての管理会計、そして電子政府の総合窓口「e-Gov」や国税電子申告・納税システム「e-Tax」を利用した各種電子申告などが行われている。
人事業務については、2000名ほどが登録された人事台帳内に資格や研修などの情報が管理されており、4月に行われる人事発令の際には、人事マスタの情報を活用して人事異動通知書などが作成できるようになっている。
「期初には400枚ほどの通知書が発生するため、以前はWordを使って1日がかりで作成していました。今はボタン1つで一気に印刷できるようになっています。
確認作業はもちろん必要ですが、作業工数の削減に大きく役立っています」と中村氏は評価する。
また、給与管理の機能を利用して全職員の給与計算が行われており、職種ごとに異なる単価や各種手当など病院ならではの項目を反映させている。
年末調整の確認作業や申告業務も容易になったという。
「以前は職員から紙で提出された書類をシステムに転記し、そのチェック作業のために会議室を数日確保することも。
今は業務工数が半分以下に削減でき、確認作業の人数も減らすことができています」と中村氏は評価する。
また財務会計システムと給与システムの連携により、データ反映する時間が大幅に削減されるなど、業務間の連携でも負担軽減の効果が表れていると和田氏は評価する。
以前は半日程度かかっていた財務会計へのデータ投入が、今では1時間程度で済むようになった。
情報の検索性も向上し、たとえ過年度の情報であっても検索範囲に加えることで、素早く情報にアクセスできるという。
SuperStream-NXは複数画面を同時に起動することができるため、過年度情報を確認しながら仕訳入力をするなど、使い勝手の面での評価も高い。
「Excelのフォーマットに記入し、それを貼り付けるだけで入力できるのも従来にはない使い勝手の良さ。レスポンスも違和感なく、快適に利用できています」と使い心地について和田氏は説明する。
今回SuperStream-NXの提案から導入までを支援したキッセイコムテック株式会社については、豊富な経験と実績、また長年に渡る取引と地元である強みをもとに現場へのスムーズな適用が可能になったと評価の声が挙がっている。
「的確なアドバイスをいただきながら、過去データの移行も含めて支援していただきました。
特に複雑な給与計算などは、計算式を渡しただけできちんとかみ砕いてご理解いただき、実装していただくことができました。
手厚くサポートいただき感謝しています」と和田氏。

今後の展望

諸届のシステム化とともに診療科別の詳細な管理会計にも期待

諸届のシステム化とともに診療科別の詳細な管理会計にも期待

決算業務はこれから行われる予定だが、決算の早期化に対する期待は高い。
「公益収益の区分がSuperStream-NX内で区分けできているため、以前のように全データを取り出したうえで区分けして再度取り込む作業は発生しません。
そのため決算早期化につながると考えています」と和田氏は期待を寄せている。
人事の諸届や照会業務などは決算が落ち着いた段階で実装していきたいという。
「医師の場合、さまざまな手続きの折に自身の医籍登録番号などをよく利用するため、問い合わせも多く寄せられています。
資格や研修などの履歴を本人たちがいつでも照会できるような環境も今後取り組んでいきたい」と中村氏は語る。
他にも、これまでは事業体レベルで見ていた原価計算などを詳細に把握できるような環境づくりにも取り組んでいきたいと中島氏は意欲的に語る。
「薬剤や人件費なども含めて情報が詳細に連携できており、例えば診療科別の原価を把握していくなど、これまで以上に深堀した管理会計も行っていきたい」と最後に語っていただいた。

パートナー情報とコメント

キッセイコムテック(株)

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お客様情報

会社名 社会医療法人財団慈泉会相澤病院
本社 長野県松本市本条2-5-1
URL http://www.ai-hosp.or.jp/
従業員数 職員数:1919名(慈泉会全体:2020年5月1日現在) 病床数:514床
事業内容 救急医療と急性期医療を充実・強化し、
急性期基幹病院として地域の医療機関との役割分担を明確にして
連携を推進する広域型医療を展開

※本導入事例に記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。