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NSW株式会社様

SuperStreamへの揺るぎない信頼感を背景に最新バージョンへ移行
四半期決算と年末調整を問題なくクリアすると共に業務効率の向上を実感

NSW株式会社様

■事業内容 : 情報通信業

■エンタープライズソリューション
■サービスソリューションデバイスソリューション
■エンベデッドソリューション
■デバイスソリューション

導入の背景

長年、経理部門および人事部門で利用する業務システムとして
SuperStreamを愛用

NSW株式会社は、東京・渋谷に本拠を構える独立系SI企業。創業以来50年以上の歴史を持ち、さまざまな業界の企業向けにシステム構築やデータセンターサービス、組み込み系の設計・開発などのソリューションを提供するほか、近年ではIoTやAIといった分野にも力を入れている。

そんな同社では長年、経理部門および人事部門で利用する業務システムとしてSuperStreamを愛用してきた。1999年にSuperStreamGLシリーズを導入した後、2008年にはこれをSuperStream-COREシリーズに移行。同時に、人事・給与の基幹システムとしてもSuperStream-COREシリーズを新たに導入した。

nsw_yoshiharaその使い勝手について、同社 コーポレート本部 経理部長 吉原 貴之氏は次のように振り返る。「財務会計に関しては非常に機能が充実しており、弊社の経理業務に必要な機能をすべて標準で満たしていたためノンカスタマイズで導入・利用していました。使い勝手や安定性、性能に関しても特に不満はありませんでした」

また同社 コーポレート本部 総務人事部 マネージャー 金丸 博孝氏によれば、人事・給与に関しても導入時に一部アドオン開発を行ったものの、SuperStream-COREシリーズの機能に大きな不足や不満を感じることはなかったという。「退職金関連や離職票の作成といった業務のために、データベースから直接データを引っ張ってくるアドオンプログラムを開発しましたが、それ以外は特に使い勝手に問題はなく、極めて安定して稼働していました」

しかし長年使い続けてきたSuperStream-COREシリーズも、ついに2020年いっぱいでサポートが終了することとなる。

導入前の課題

SuperStream-COREシリーズの後継として何の迷いもなく
SuperStream- NXを選択

SuperStream-COREシリーズのサポート終了の旨が発表され、同社では早速次期システムの検討に入ったが、会計/人事・給与ともに後継製品のSuperStream-NXへの移行方針が早々に決まった。

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その理由について、吉原氏は「既にSuperStream-COREシリーズを中心に経理業務やシステム連携を構築しており、これまで長く使い続けてきた中で大きなトラブルもなかったため、今さらSuperStream以外の製品に乗り換える必要性を感じませんでした。そのため、SuperStream-NX以外の製品の採用を検討することもありませんでした」と述べる。

また金丸氏も同様に、「人事・給与に関してSuperStream-COREシリーズに何の不満もありませんでしたから、SuperStream-NX以外の製品を検討することはありませんでした」と述べ、長年に渡るSuperStream-COREシリーズの利用を通じて培われた高い信頼感から、後継製品であるSuperStream-NXへの移行はごく自然な流れだったいう。

システム選定と導入

ログインし直さずプロダクトを行き来できるようになり業務効率が大幅アップ

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サポート終了が発表された翌年から、SuperStream-COREシリーズからSuperStream-NXへの移行作業が本格的にスタートした。移行プロジェクトには経理部門と人事部門のメンバーのほか、情報システム部門のメンバーも加わって共同で作業を進めていった。人事・給与に関しては、SuperStream-COREシリーズとSuperStream-NXのデータベース構造にそれぞれ違いがなかったため、かなりスムーズに移行することができた。

同社 コーポレート本部 総務人事部 主任 笹尾 希氏は、ユーザテストの様子を次のように振り返る。
「ユーザテスト用の端末を1台お借りして、それを使って皆でSuperStream-NXの使い勝手を確認してみました。メニューの名前などはSuperStream-COREシリーズから変わっていなかったのでそれほど迷うことはありませんでした。一部の操作は仕様が変わっていましたが、いろいろ操作を試したり、画面を辿っているうちにすぐコツがつかめました」こうして得たナレッジを部署内で適宜共有することで、比較的教育コストもかからなかったという。

一方、会計に関しては、SuperStream-COREシリーズとSuperStream-NXとでデータベース構造に変更が加えられたため、マスタデータベースの設定作業には若干の手間が掛かったという。同社 コーポレート本部 経理部 副部長 野口 麻美子氏は、

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「SuperStream-COREシリーズはできることに限りがあった分、マスタデータベースもシンプルでした。しかしSuperStream-NXになりできることが増えた分、マスタも複雑になったため、その構造を理解して正しい設定を行うのに少し時間がかかりました」と述べる一方、現場ユーザにとっての使い勝手はSuperStream-NXになってかなり向上したと高く評価する。

「これまでSuperStream-COREシリーズでは、例えば統合会計から固定資産管理に切り替える際にいちいちログインし直さなくてはなりませんでした。しかしSuperStream-NXではログインし直すことなくそのまま切り替えられるようになり、かなり作業効率が上がりました」

また笹尾氏によれば、人事・給与においても同様のメリットを感じたという。「本社と子会社の給与計算を切り替える際や、人事管理から給与計算に切り替える際にやはりログインし直す必要がなくなり、とても楽になりましたね」

導入効果

SuperStream- NXへ移行直後の四半期決算と年末調整を問題なくクリア

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こうして2020年11月、同社はSuperStream-NX統合会計およびSuperStream-NX人事給与の運用を同時に開始した。経理部門では運用を始めて早々に四半期決算を迎えることになったが、移行したばかりのSuperStream-NXで無事乗り越えることができたという。

「操作性が変わったことや、マスタの設定を大きく変えたことで何か問題が発生するのではないかと多少の不安はありましたが、実際にやってみると大きなトラブルもなく無事四半期決算を終えることができました」(吉原氏)

またSuperStream-NXの利用を始めてすぐ、細かな使い勝手の面でかなりの進化を遂げていることが分かった。例えば試算表から特定の数値にすぐアプローチできる「ドリルダウン機能」や、会社ごとに画面の色分けができる機能はとても重宝しているという。またSuperStream-COREシリーズはクライアント・サーバ型のシステムであるため、PC端末1台1台でバージョンアップ作業が必要であったが、SuperStream-NXではサーバをバージョンアップするだけで済むため、システム運用保守の効率化に大きく寄与しているという。

一方、人事・給与の方は、SuperStream-NXへの移行直後に年末調整業務を迎えたが、これも問題なく終えることができた。「税制が変わっていることもあって正直当初は不安もありましたが、実際にやってみると新たな税制にも問題なく対応でき、無事年末調整を終えることができました。日々の給与計算に関しても、これまで同様に問題なく処理できています」(笹尾氏)

またSuperStream-COREシリーズを使っていたころから、CSVファイルを通じて外部のさまざまなシステムとデータ連携を行っていたが、SuperStream-NXに移行後もマスタデータベースの構造が変わっていないため、外部連携インタフェースもそのまま引き継ぐことができた。

将来の展望

今後はSuperStream- NXを利用するだけでなく
パートナーとして顧客に提供していく

一方会計に関しては、これからいよいよ年度末決算を控えており、まだ試していないさまざまな機能を総動員することになるため「これからが本番」だという。「年度末決算で一通りの機能を使うことになると思うので、私たちもいよいよSuperStream-NXを本格的に使いこなすステップに進むことになります。ただし、単にSuperStream-COREシリーズから踏襲した機能を従来通り使うだけでなく、SuperStream-NXで新たに加わった機能も今後は積極的に使いこなしていきたいと考えています」(吉原氏)

また今後は、これまで利用してきた紙の帳票を電子化した上で、SuperStream-NXの「証憑管理オプション機能」を使って伝票に添付するような運用が実現できれば、業務のペーパーレス化が促進されるとともに、テレワークの推進にもつながるのではないかと期待しているという。さらに電子申告や、消費税の異常値チェックといった機能も今後は積極的に活用していきたいとしている。

人事・給与に関しても、金丸氏は「社内のワークフローシステムや原価管理システムなどとデータ連携することで、業務の自動化や効率化をさらに推し進めていきたい」と、SuperStream-NXの活用の幅を広げていきたいと抱負を語る。

また同社は、SuperStream-NXのユーザとしてだけではなく、同製品の開発元であるスーパーストリーム社の「テクニカル・パートナー」として、SuperStream-NXの導入支援ソリューションを展開している。しかも単に製品の導入を支援するだけでなく、ユーザ企業の業務やニーズを事細かくヒアリングし、それにマッチした形にカスタマイズを施した上で導入できるという。そのために現在、SuperStream技術者認定の取得も社内で進めているところだ。

「今後はぜひユーザとしてのみならず、ビジネスパートナーとしてもスーパーストリーム社と深いお付き合いをさせていただければと考えています。既に弊社の商談にさまざまな形で支援いただいており、今後もよきパートナーとしてともにお客様に価値のあるソリューションを届けていきたいと思います」(吉原氏)

お客様情報

会社名 NSW株式会社
本社 東京都渋谷区桜丘町31-11
URL https://www.nsw.co.jp/
従業員数 単独1,840名 連結2,337名(2022年3月末現在)
事業内容 ■エンタープライズソリューション
■サービスソリューションデバイスソリューション
■エンベデッドソリューション
■デバイスソリューション

本導入事例に記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。