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第6回 「-RPA特集 第2回- 日本で利用されているRPAにはどのようなものがあるのか(その2:国内製品)」

掲載日:2019.02.01
さて、前回のコラムでは、日本企業で使われているRPAについて、主な海外製品を4つご紹介しました。

今回は日本で開発されているRPAをご紹介します。

私が知る限り、日本企業で使われている主な国内製品は以下の2つです。
これら2つ以外にもありますが、その多くは、以下の2つのOEMであることが非常に多いです。

1. WinActor
2. ロボオペレータ

いずれも日本で開発されている製品なので、ロボを作成する際にはもちろん、日本語で表現されたメニューで作成することになります。また、ヘルプやマニュアルも日本語なので、日本語で問題なくロボが作成できます。

また、これら2つの国産品に共通して言えるのは、「ITリテラシー」(詳しくは前回分を参照)はほとんど必要ないということです。
但し、いずれも高度な作業をロボ化するためには、それぞれの高度な機能を理解し修得して使う必要が出てきます。
高度な機能とは、具体的には、作業を繰り返させるとか、判断させて作業を分岐させるといった機能です。

また、これら国産品に共通しているのは、スタンドアロン型から始まっているということです。
したがって、複数のPC端末(クライアント)で、どのようなRPAがあり、実行中なのかといった管理は、開発・販売当初はできないばかりでした。
ただ、最近は、これらの国産品でもクライアント/サーバー型のものが出ましたので、スタンドアロン型だけではなくなっています。

さらにこれらの国産品に共通しているもう一つのポイントは、価格が安めであるということです。
ライセンス料や導入コストなどを含む初期投資額は、100万円前後です。

「ITリテラシー」がほとんど必要ないので、経理業務担当者であっても、普段の自分の作業を、自分でロボ化することが十分にできます。
通常半日くらいのトレーニングで、基本的な機能はマスターできるでしょう。

国産品での比較をすると、それぞれ設計思想が異なるので、いろいろな違いがあります。
異なる項目を上げると以下のような項目になります。

(1) ロボを作成すると、自動化した作業のフローを図示してくれる
(2) 人間が行った動作をそのまま記録してくれる
(3) 人間が目で見て作業をする通りに記録してくれる
(4) ERPの画面も問題なく画像認識できる
(5) 記録した作業の一部だけを実行して、適切に作成できているかどうか確認できる
(6) 改善要望を出すと取り込まれる可能性が高い
(7) 機能を向上させたバージョンアップが頻繁に行われる
(8) 月額課金ができる

私はいずれのトレーニング(初級レベル)も受講して、試用版で実際にロボを作成しました。
したがって、上記内容は私の実感としての記載になります。
正確な情報は、ぜひそれぞれのベンダーにお問い合わせください。
よろしくお願いします。

次回は日本企業の経理部門になかなかRPAが導入できない原因について解説する予定です。

バックナンバーを開く

  1. 第15回 「-RPA特集 第11回- RPAは内部統制上問題とならないのか」(2019.11.01)
  2. 第14回 「-RPA特集 第10回- RPAで自動化させるのはだれか」(2019.10.01)
  3. 第13回 「-RPA特集 第9回- RPAを導入する上での留意点(その2)」(2019.09.01)
  4. 第12回 「-RPA特集 第8回- RPAを導入する上での留意点(その1)」(2019.08.01)
  5. 第11回 「-RPA特集 第7回- どのような経理業務に使えるのか(その3:経費精算業務)」(2019.07.01)
  6. 第10回 「-RPA特集 第6回- どのような経理業務に使えるのか(その2:買掛金請求書業務)」(2019.06.01)
  7. 第9回 「-RPA特集 第5回- どのような経理業務に使えるのか(その1:入金消込業務)」(2019.05.01)
  8. 第8回 「-RPA特集 第4回- 日本企業の経理部門になかなかRPAが導入できない原因(その2)」(2019.04.01)
  9. 第7回 「-RPA特集 第3回- 日本企業の経理部門になかなかRPAが導入できない原因」(2019.03.01)
  10. 第6回 「-RPA特集 第2回- 日本で利用されているRPAにはどのようなものがあるのか(その2:国内製品)」(2019.02.01)
  11. 第5回 「-RPA特集 第1回- 日本で利用されているRPAにはどのようなものがあるのか(その1:海外製品)」(2019.01.01)
  12. 第4回 「経理業務とRPA(ロボティクス)」(2018.12.01)
  13. 第3回 「東ロボくん」(2018.10.01)
  14. 第2回 「『使わされる会計』と『使う会計』」(2018.06.01)
  15. 第1回 「楽しい経理」(2018.03.01)

著者プロフィール

中田 清穂(なかた せいほ)

青山監査法人にて米国基準での連結財務諸表監査に7年間従事。
旧PWCに転籍後、連結経営システム構築プロジェクト(約10社)に従事。
その他に経理業務改善プロジェクトや物流管理プロジェクトにて、現場業務の現状分析や改善提案に参画。
旧PWC退社後、DIVA社を設立し、取締役副社長に就任。DIVA社退社後、独立。

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