インボイス制度は、令和5年10月に施行される新しい仕入税額控除の仕組みです。
所要事項が記載された帳簿と、適格請求書の保存が必要になります。
スーパーストリームは、お客様のIT 環境における外部システムとの連携や運用への影響などを、制度施行までに余裕を持ってご検討いただけるよう、2022年6月にいち早くSuperStream-NXのインボイス制度対応版をリリースしました。
SuperStream-NX 統合会計では、書類の種類に応じた伝票の入力および取込画面が用意されています。
受領する「請求書」または「領収書」を適格請求書とする場合、各種伝票入力やそのデータ取込時に適格請求書記載の消費税額を入力または算出できます。
受領する単一の「納品書」を適格請求書とする場合、債務計上伝票入力やそのデータ取込時に適格請求書記載の消費税額を入力または算出します。
複数の納品を締日でまとめた、「合計請求書」を適格請求書とする場合、債務締次残高更新機能で消費税額を自動算出します。
基づく書類 | 適格請求書 (仕入税額記載書類) |
SuperStream-NX 統合会計の 処理機能・画面 |
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請求書 | 請求書 | ■支払伝票入力 |
領収書 | 領収書 | ■経費・仮払精算入力 ■仕訳入力 ■入出金伝票入力 |
納品書 | 納品書 | ■債務計上入力 |
合計請求書 | ■債務締次残高更新 |
伝票の種類ごとに「請求書積み上げ計算」とするか、「帳簿積み上げ計算」とするかを選択可能です。
割戻計算については、「インボイス対応消費税帳票」を利用することで、その帳票出力時点で割戻計算が可能です。
免税事業者等との取引においては、経過措置に応じた消費税の計算が可能です。
税処理マスタで経過措置の期間ごとに控除割合を設定することで、伝票日付から控除割合を自動判断し計算されます。
この機能により、起票者による判断が不要となります。
仕入明細を適格請求書として利用する場合、適格請求書としての要件を満たした、「支払通知書(締め処理)」、「支払通知書(伝票単位)」が出力できます。支払通知書を適格請求書として利用するかは、取引先ごとにマスタで設定可能です。
PDFでの出力のほか、取引先向けのメール一括配信にも対応しています。
仕入税額と同様に書類の種類に応じた入力・処理画面が用意されています。
送付する請求書(伝票単位)を適格請求書とする場合、債権伝票入力時に適 格請求書記載の消費税額を入力または算出します。
複数の請求を締日でまとめた合計請求書を適格請求書とする場合、請求書・取引内訳書出力時に消費税額を算出します。
送付する単一の納品書(SuperStream-NX 統合会計システム外)を適格請求書とする場合、債権計上入力時に消費税額を入力または算出します。
複数の納品を締日でまとめた合計請求書(締処理)を適格請求書とする場合、債権締次残高更新で消費税額を算出します。
基づく書類 | 適格請求書 (売上税額記載書類) |
SuperStream-NX 統合会計の 処理機能・画面 |
---|---|---|
請求書 | 請求書(伝票単位) | ■債権伝票入力 |
合計請求書 | ■請求書・取引内訳書 | |
納品書 | 納品書 (SuperStream-NX 統合会計システム外) |
■債権計上入力 |
合計請求書(締処理) | ■債権締次残高更新 |
SuperStream-NX 統合会計では、国税庁の適格請求書発行事業者公表システム(Web-API)と連携することで、取引先が適格請求書発行事業者で あるかの確認が可能です。
また、取引先名称の法人格入力方法が、会計システムと公表システムで異なることを想定し、法人格を削除した上での一致確認ができる仕組みです。