日本の会計・人事を変える。”もっとやさしく””もっと便利に”企業のバックオフィスを最適化。スーパーストリーム

株式会社ネットプロテクションズ様

IPOを見据えた財務経理の体制強化に向けた環境整備を実現
柔軟性の高さと使い勝手の良さが魅力のSuperStream-NX

株式会社ネットプロテクションズ様

■事業内容 : サービス業

BtoC通販向け決済「NP後払い」の運営
BtoB向け決済「NP掛け払い」の運営
BtoC向け会員制決済「atone(アトネ)」の運営 等

導入の背景

IPOに向けた財務経理の体制強化を推進

テクノロジーを活用して新しい信用を創造するCredit Techのパイオimg_np02ニアとして、さまざまな形の決済サービスを市場に生み出している株式会社ネットプロテクションズ。BtoC通販向けの「NP後払い」をはじめ、BtoC向けの決済「NP後払いair」やBtoB向け「NP掛け払い」、BtoC向け会員決済「atone」、クレジットカード決済「NPカード」などを手掛けており、台湾向けの後払い決済「AFTEE」など海外事業も展開。事業や組織において「つぎのアタリマエをつくる」をミッションに据え、社会に対して巨大な成果を出しながら個人のダイナミックな成長や所属する個人の幸せの総体を最大化することで、理想の組織づくりを目指している。

大きく成長を続けている同社において、会計面から強力に事業を下支えしているのが財務経理グループだ。「企業としてIPOを目指している過渡期にあることから、財務経理グループではこれまで以上に正確な経理処理やガバナンスの徹底、迅速な情報開示に向けたスピード感などが求められています。そのために必要な環境を整備すべく、さまざまな体制を整えているところです」と語るのはアドミニストレーションディビジョン 財務経理グループ シニア・アカウンタント 兼 ビジネスアーキテクトグループ 松尾 絵美氏だ。

導入前の課題

債権債務管理の業務負担が大きく、IFRS適用も視野に新たな環境が急務に

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そんな財務経理グループでは、以前から会計処理業務のためにオンプレミスの会計パッケージを長年運用してきたが、企業が成長していく過程で課題が顕在化していたという。「取引先の債権債務管理がパッケージの機能として提供されておらず、補助科目を駆使して取引先との債権債務を管理するなど工夫していましたが、事業拡大によって取引先も増え、いよいよ限界を迎えつつあったのです」と松尾氏は当時を振り返る。少数精鋭で運用していたこともあり、消込処理や取引先ごとの残高確認などの負担が大きいだけでなく、会計に支払いデータを計上した後に手入力で銀行に情報登録する必要があるなど、データの利活用が進まずに無駄な工数が発生していたという。

また、将来的には子会社も含めたグループ会計が可能な基盤づくりも念頭に、国際会計基準であるIFRS適用に向けて複数帳簿が持てる仕組みも求められていたのだ。「会社としては個人の幸せを重視するという考え方が根付いており、働き方の自由度を高めていきたいという思いもありました。そんな折、弊社を担当する監査法人からクラウドサービス利用の可能性について言及があり、セキュリティを考慮しても十分活用できるのではと考えたのです。どこからでもアクセスできる環境づくりの意味でも、クラウドサービスへの期待が高まっていきました」と松尾氏。

そこで、これまでの課題を解消しながらIFRS対応含めた環境変化に追従できる、新たな基盤を検討することになったのだ。

システム選定と導入

高い操作性と柔軟な組織管理が可能な面を高く評価

新たな仕組みにあたっては、会計上に入力された情報を他のシステムでも利活用しやすいよう、ERPパッケージを中心にクラウド環境で提供可能か仕組みを模索することに。そこで、同社の要件と企業規模にマッチしていたのがSuperStream-NXだった。「実際に画面や操作性を確認した他社のパッケージでは、操作性に関して既存環境と大きく異なっている印象を受けたのです。現場に対する展開のしやすさも考慮したうえで、できるだけ使い勝手の良い仕組みを検討し、SuperStream-NXが候補に挙がりました」と松尾氏。著名な海外パッケージも確認したもののシステム色が強く、難解な操作性や機能過多な部分が多かったという。
機能面では、管理項目に応じて複数の組織が設定できる点に魅力を感じたという。「セールスやカスタマーサポートといった本来の組織とは別に、管理会計上はサービス別に横串で情報を見たいというニーズが強く、管理会計上の組織が個別に設定できる柔軟性はとても好印象でした。会社としても迅速かつ柔軟に組織が変わっていくため、ツールとして柔軟性を確保することは重要だったのです」と松尾氏は説明する。また、導入をサポートしたキヤノンITソリューションズの存在も大きなポイントだったという。「以前から社内の基盤チームでお世話になっており、導入支援や運用サポートの面でも安心感が得られたのは大きい」と松尾氏。
結果として、成長を続ける同社の環境に最適な財務会計の基盤として、SuperStream-NXが採用されることになった。

導入効果

7割ほどの工数を削減 基盤刷新で体制強化に貢献

現在は、財務経理グループに所属する15名ほどがAWS(Amazon Web Service)上に展開しているSuperStream-NXを活用し、日々の仕訳計上や支払処理はもちろん、月次や年次決算など会計一般業務を行っており、基幹システムで利用されているOracle DBとはファイルにて連携が行われている。当初計画していたIFRS対応については、親会社と子会社での連結処理をExcelにて行った後にIFRS組み替えを実施している状況で、連結対象のグループ会社が増えてきたタイミングで、SuperStream-NX内で処理できるような環境を整備していく計画だ。

当初課題のあった取引先ごとの債権債務管理については、SuperStream-NXが持つ取引先管理の機能を活用して行っており、決算期などに必要な残高確認処理などがスピーディに実施できるようになっている。「SuperStream-NXに登録さえすれば取引先ごとに正確に残高確認できますし、計上したものがそのまま支払処理のデータとして活用できます。支払処理にかかる工数も大幅に削減できており、恐らく7割ほどの工数が削減できている印象です」とアドミニストレーションディビジョン 財務経理グループ 井田 りさの氏は評価する。img_np04

支払処理に充てていた時間を他の業務に割くことで、処理の正確性も大幅に向上しているという。
また、Excelに近い操作性を持つSuperStream-NXだけに、摘要の文言でフィルターをかけた後にSUM関数での集計や、チェックしやすいよう並び順の柔軟な変更など、便利な機能が豊富に備わっていると操作性での満足度も高いという。
外部連携という面では、トランザクション量の大きなサービスを提供している同社だけに、以前はシステム部門からひと月分まとめて1本の仕訳でデータを受領したうえで手入力を行っていたが、外部連携機能を活用することで日ごとに連携できるようになり、以前よりも詳細な情報がSuperStream-NX内に蓄積できるようになっている。「日単位で計上できるため、データ分析時も詳細な情報が追いかけやすくなっています。季節やカレンダーなどに左右されるサービスでもあるため、関係性が詳細に見えるようになった点は大きい」と松尾氏。

img_np05日々の実務を担当する井田氏も、使い勝手の良さを評価する。「新たなメンバーが入ってきても、教育の時間をかけずとも使いこなせています。フィルター機能を使いながら摘要を自由に検索できるので、元帳から任意の取引先や伝票グループで絞ってチェックするといったことも容易です。また、情報をExcelに吐き出してデータ加工しやすいなど、管理やチェックのしやすさが現場からも好評です」。明細摘要や伝票摘要など複数ある摘要それぞれに意味を持たせて管理性を向上させやすい点も高評価だ。複写機能や赤黒伝票が自動処理できるなど、使いやすい機能をうまく活用できているという。「海外に支店があるため外貨での取引が結構あるのですが、事前にレートを設定しておくだけでそのまま外貨が入力できるのは便利です。外貨から残高をみるなど、直接外貨が扱えることも魅力の1つ」と井田氏は評価する。

今回開発から導入支援を行ったキヤノンITソリューションズについては、既存環境からのGAP調査をはじめ、もともと支援している社内の基盤に関する知見も踏まえた提案など、同社が目指す姿に沿った環境づくりに貢献している。「普段から社内で使っているプロジェクト管理のツール上でコミュニケーションさせていただいていますが、問い合わせのチケット管理から解決状況の可視化まで、プロジェクトの進め方から環境整備までお手伝いいただきました。事業の将来性も考慮しながらアドバイスいただくことができ、大変感謝しています」と高く評価する。

今後の展望

脱Excelを進めながらRPAなど省力化に貢献する仕組みを検討

今後については、現状Excelにて実施している予実管理や資金繰りなどもSuperStream-NXに取り込んでいくことで、周辺業務にて利用しているExcelからの脱却を図っていきたいという。またSuperStream-NXが持つ固定資産管理の機能が導入済みとなっているため、社内のリソースが確保できた時点でSuperStream-NXへ実装していく計画だ。

また、コロナ禍の影響で同社ではリモートワークが推奨されているため、財務経理グループでも紙の原本が多い環境をデジタル化することで最小限の出社で済む環境づくりにトライしていきたいという。「AI-OCRなどを用いて紙の帳票を電子化して帳票管理の仕組みに取り込んだり、RPAを活用して業務の自動化、省力化につなげたりなど、リモート環境でもうまく業務が推進できる環境をさらに整備していきたい。SuperStreamが持つ拡張機能にも期待しています」と今後について松尾氏に語っていただいた。

お客様情報

会社名 株式会社ネットプロテクションズ
本社 東京都千代田区麹町4-2-6
URL https://corp.netprotections.com/
従業員数 304名(2021年4月1日現在)
事業内容 ■BtoC通販向け決済「NP後払い」の運営
■BtoB向け決済「NP掛け払い」の運営
■BtoC向け会員制決済「atone(アトネ)」の運営 等

本導入事例に記載された情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。